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コース情報



【気仙沼大谷海岸フォンド(180km)】
スタート6:00~順次、ゴール制限17:30、通過エイド7カ所
海と森が織り成す「リアス海岸」の景色と、郷土色豊かなエイド食が堪能できる、今大会の最長コースです。獲得標高は2677m。コース沿線には石巻市震災遺構大川小学校や南三陸町旧防災対策庁舎があり、震災の悲劇と教訓をあらためて胸に刻むことができます。


ルート(制限時間)

  • スタート:石巻専修大学
  • 女川AS
  • 雄勝AS
  • 新北上大橋
  • 神割崎AS
  • 歌津AS 【通過制限 11:50】
  • 気仙沼大谷海岸AS 【通過制限 13:00】
  • 志津川AS 【通過制限 14:35】
  • 北上AS 【通過制限 16:00】
  • ゴール:石巻専修大学

※各エイドステーションには通過制限時刻を設けています
※通過制限時刻を過ぎた場合、途中リタイアまたは途中折り返しとなります
※途中リタイアの場合、エイド食を取れなくなりますので予めご了承ください

※「Ride with GPS」内に表示される獲得標高は実数値と乖離が生じていますのでご留意ください。


走行距離(目安)
180km
スタート・ゴール会場
石巻専修大学
入場・受付時間
5:00~5:50
スタート時間 ※1
6:00~順次
ゴールクローズ時間
17:30

  • ※1 受付後にスタートゲートエリアに並んでいただいた順にグループ分けしてスタートとなります。

提供されるエイド食と見どころ

①女川(おながわ)AS

石巻専修大学を出発した後、最初に立ち寄るエイドステーションです。東日本大震災からの復興で整備された駅前広場は、羽ばたくウミネコをモチーフにしたJR女川駅と、「シーパルピア女川」などの駅前商業エリアをつなぐ「にぎわいの拠点」として、多くの観光客が訪れます。駅から海に向かってまっすぐ延びる遊歩道「レンガみち」は復興のシンボルロードで、元旦はレンガみちの先から初日の出が昇ります。

①女川ASで提供されるエイド食

  • 女川汁(サンマのつみれ汁)
    全国有数のサンマの水揚げを誇る女川町の家庭料理「女川汁」は、女川エイドの代名詞といえる名物料理です。サンマのすり身と豆腐、ネギを具材に、塩としょうゆで味付けしたすまし汁で、赤いキャップとエプロンを身に着けた女川町商工会女性部の会員が手際よく調理します。温かい汁物が朝早く出発したライダーの胃袋と心を満たしてくれます。


②雄勝(おがつ)AS

女川エイドの次に立ち寄るエイドで、2023年春に完成した雄勝地区多目的広場に設けます。同広場は野球やサッカーができる土のグラウンドと、小高い丘や木製遊具などを備えた芝生エリアがあり、幅広い世代に利用されています。雄勝地区では一帯を花と緑で彩る「雄勝ガーデンパーク構想」が官民連携で進んでおり、オリーブなどの栽培や販売、新商品開発などを通して地域復興を目指しています。

②雄勝ASで提供されるエイド食

  • ホタテ焼き
    多数の焼き台が並べられ、新鮮なホタテを炭火で豪快に殻ごと焼く「ホタテ焼き」は、雄勝エイドならではの光景。プリプリと焼き上がったホタテを食べやすくカットして、紙コップに入れて提供します。石巻市雄勝地区復興応援隊や一般社団法人硯上(けんじょう)の里おがつのスタッフをはじめ、地域の方々が焼き方から提供までを担います。


③神割崎(かみわりざき)AS

今年は往路のみ立ち寄ります。エイド名にもなっている「神割崎」は、神の裁きで巨岩が真っ二つに割れたという伝説が残る景勝地で、毎年10月下旬と2月中旬には割れた岩の間から朝日が昇る光景が見られます。エイド近くの神割崎キャンプ場は、太平洋が一望できる美しい景観と充実した設備が自慢で、全国からキャンパーが集まります。

③神割崎ASで提供されるエイド食

  • 鮭(さけ)わかめごはん
    ワカメごはんの上に、南三陸の豊かな海が育んだ「南三陸サーモン」のフレークをトッピングしました。やさしい味付けで素材の良さが味わえます。


④歌津(うたつ)AS

昨年と同じく、商業施設「南三陸ハマーレ歌津」の隣接地に設置します。今年は往路のみ立ち寄ります。南三陸ハマーレ歌津は東日本大震災の津波で被災した伊里前商店街の商店主らが再興した施設で、衣料品や日用品などを扱う店舗が立ち並び、多彩なイベントも開催しています。2023年春には道路を挟んだ海側に、遊具などを備えた「南三陸ハマーレ広場」が誕生しました。

④歌津ASで提供されるエイド食

  • 口どけプリン
    東日本大震災前から南三陸町歌津地区のお菓子処として親しまれている「菓子工房asahido(朝日堂)」の看板商品を、昨年に続いて提供しています。名前の通り口溶けがなめらかですっきりとした後味に仕上げました。走り疲れた体に優しい甘さが染み込みます。


⑤気仙沼大谷海岸(けせんぬまおおやかいがん)AS

昼食を取り、折り返すエイドステーションです。道の駅大谷海岸は、東日本大震災の津波で全壊し、防潮堤の背後をかさ上げした土地に2021年移転オープンしました。2階テラスからは太平洋が一望できます。産直コーナーでは新鮮な山の幸や海の幸、加工品など「気仙沼のうまいもの」が勢ぞろい。オリジナルの「サメかつバーガー」「ふかひれソフト」などが味わえるカフェも併設しています。

⑤気仙沼大谷海岸ASで提供されるエイド食

  • 気仙沼カレー
    肉の代わりにメカジキを使ったカレーで、水揚げ日本一の気仙沼で昔から愛されているソウルフードです。タマネギをじっくり炒めて煮込んだこくのあるルーに、バターでソテーしたメカジキがたっぷり入っており、程よくスパイシーで、脂がのったメカジキのうま味がしっかり感じられます。道の駅大谷海岸のレストランでも提供しています。

  • 階上いちごシャーベット
    気仙沼市階上地区の方々で構成する「ツール・ド・東北おもてなし委員会」が、地元で収穫したイチゴを使い、砂糖水に漬けてシャーベットにしました。完熟に近い状態で収穫しており、甘みを最大限に感じることができます。シャリシャリとした食感と冷たさが、長距離ライドで熱くなった体をクールダウンし、疲れも癒やしてくれます。


⑥志津川(しづがわ)AS

南三陸町志津川の中心部、志津川湾が一望できる場所に整備した「うみべの広場」に初めて設置します。復路で立ち寄ります。同広場は2023年7月に完成し、南米チリ共和国と町の友好のシンボルであるモアイ像2体が並び立ちます。正面左の1体はイースター島の石を使って彫られた「本物」で、島外で見られるのは世界でここだけです。

⑥志津川ASで提供されるエイド食

  • 大会ロゴ入り細工蒲鉾(かまぼこ)
    東日本大震災の被災を乗り越え、南三陸町で140年以上続く老舗かまぼこ店「及善商店」が、ツール・ド・東北のためにつくったオリジナルの一品です。職人が昔ながらの製法で一枚一枚笹かまの形に整え、真ん中に緑色で大会ロゴマークをあしらい、ふっくらと蒸し上げました。高たんぱく・低脂肪で、ライダーの補給食にぴったりです。


⑦北上(きたかみ)AS

ゴール前、最後の立ち寄るエイドステーションです。白浜ビーチパークは、東日本大震災で被災した白浜地区集落跡地を活用し、デイキャンプ場として整備され、2019年に開園しました。芝生敷きのデイキャンプサイト、炊事場、大型東屋、トイレなどが無料で利用でき、ピクニックやバーベキュー、芋煮などが楽しめます。海水浴期間中はシャワー、更衣室も利用可能。バーベキュー機材は有料でレンタルできます(要予約)。

⑦北上ASで提供されるエイド食

  • 冷やしわかめうどん、味付けめかぶトッピング
    石巻市北上地区の特産品といえば、肉厚で歯ごたえがある「十三浜ワカメ」。そのワカメを地元の「西幸水産」が粉末状にして練り込んだうどんを、冷やして提供します。細めの麺はミネラルたっぷりで、一口食べると磯の香りがふわりと広がります。「木村水産」の味付けめかぶをトッピングして、喉越し良く食べられます。